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いわゆる「普通」の医者はどうやって生きていくべきか パート1

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私のような、いわゆる普通の医者はどうやって生きていくべきか考えてみます。

国公立大学の医学部に進学できるだけの学力があれば、医師国家試験に合格すること自体は決して難しくはありません。

周囲の友人と同じペースで勉強をしていればまず合格できると考えて良いです。

そのため、国公立大学の医学部合格に比べれば医師国家試験合格などはたいしたハードルではありません。

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 医者になって初めて就職する研修病院を選ぶ時のポイント

次に、どのような病院で初期研修を行うか。

旧帝大の医学部の場合には、通常は各科の医局がその地域の人事権のかなりの部分を掌握している可能性が高い。

特に、良い教育や研修を受けられる病院は大きな医局が握っていることが多いです。

よって、学生の時にすでに志望科が決まっている(私の場合は神経内科)場合には、就職を考えている地域で最も大きな医局(通常は旧帝大医学部)に相談してみるのも手でしょう。

もしあなたが旧帝大医学部の学生であれば、今すぐにでも医局に相談に行くことができるわけだから非常にラッキーです。

 

研修病院先を選ぶ時のチェックリスト(あくまで私の個人的意見)

研修病院だが、これは必ずしも給料の多寡で選ばない方がよいと思います。

 

個人的には、

・三次救急医療施設で勤務する

・初期研修医のうちから救急外来のメインの戦力としてバリバリ働かせてもらえる環境で働く

・若手の先生が多く、先輩医師から耳学問で知識やスキルを学びやすい

・点滴確保、動脈血液ガス、動脈ライン確保、中心静脈確保、腰椎穿刺、胸腔穿刺などの基礎的な手技をたくさん経験できる

・自分が志望している診療科において、後期研修以降良い教育や研修を受けることができる

上記の条件を満たせばよいと思う。

 

三次救急医療施設の救急外来は一般的に一晩中患者さんが押し寄せてきて寝られないことが多い。

逆にいえば、内科疾患から外科疾患、耳鼻科、皮膚科、外傷・・・など、多彩な疾患を嫌でも経験せざるを得ない環境に身をおくわけです。

医学の場合、教科書で学んだ知識が必ずしも実地の現場ですぐに生きるわけではありません。実地の経験を積みながら学んでいくのが一番手っ取り早いので、早く責任を負わせてもらえる立場に身をおくというのは非常に重要です。

そして、初期研修医レベルで一番責任を負わせてもらえるのは救急外来以外にありえません。

よって、初めの数年間は辛くても救急医療を熱心にやっている病院で働くといいと思います。

逆に、年をとってからこういった病院で働くのは自分の命を削って早死することに等しいため絶対にやめましょう(笑)

 

若手の先生が多くてアクティビティが高く、耳学問で学べる病院を選ぶ

若手の先生が多いというのも重要で、医学においては耳学問は非常に大事です。

医療はどんどん進歩しており、全ての分野の最先端の知識を自力で身につけることはまず不可能。

研修医はできなくて当たり前と思われている立場ですので、それを逆手にとって各診療科の勉強熱心な先生にどんどん質問してみるとよいでしょう。

きっと、実地ですぐに役立つ生きた知識をたくさん教えてもらえることでしょう。

一般的に優秀な先生ほど教えることによって自分も学べるということを知っているからです。

 

手技をどんどんやらせてもらえる病院を選ぶ

あとは手技をたくさんやらせてもらえるというのも大事なポイントで、卒後10年目になって腰椎穿刺ができません、動脈ライン確保ができませんという状態になると、働ける病院が限られてきます。

周囲の医者もそういった手技は10年目ならできて当然、といった目で見てくるため、若手のうちに経験を積んでおくに限ります。

 

後期研修医を含めて初めの5年間くらいは、こういった環境で身を削りながら働くのも長い医者人生を考えると非常に重要だと思います。

もちろん、ずっと働き続けると短命になるからおすすめはしないけど。

初めから給料が良くて楽な研修病院を選ぶと、あとで苦労することになりますよ。

意外と長くなったので後期研修以降についてはまた次回。

 

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