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神経内科医ちゅり男のブログ

「自分が病まない程度にほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

医者が入るべき保険について考えてみる

資産形成・投資 医者の世界

今日は医者が入るべき保険について考えてみる。

まずは医師賠償責任保険。これは必須。

世の中の流れからして、医療紛争が今後減っていくことは考えにくい。誰でもインターネットで医療情報が得られる世の中になり、患者さん側の権利意識も高まってきている。

少しでも臨床に関わる立場にいるのであれば、医師賠償責任保険に入らないのは非常に危険だと思う。

加入するならば各学会で集団加入すれば2割引になるし、学会で入らなくても民間医局の医師賠償責任保険に加入すればやはり2割引になる。

1〜2億円程度の補償がついたプランで年4万円台なので、これはぜひ払っておこう。f:id:shinkei807:20170315233228p:plain

 保険は入りすぎに注意するが、医者は高給取りなので妻子持ちなら生命保険は必要 

次に生命保険。これは補償が過剰にならないように注意したい。

やりすぎると保険料が高くなるので、保険のせいで生活が逼迫することになる。そもそも日本人は保険に入りすぎな傾向があるので、注意しよう。

ポイントはあなたが仮に人生の各年齢で突然亡くなった場合に、本当に補償を必要としている人が誰で、どれくらいの額が必要かということ。

まずは独身の先生。あなたが死んでも後に残される妻や子供はいない。両親が生活に困っているというわけでなければ生命保険は不要。

子供を医学部に入れることができた両親なので、まず自分たちの生活に困っている可能性はないと思う。

よって、独身の先生の場合は生命保険自体が不要となる。

結婚していて子供がいない先生の場合は、妻に自活できるだけのスキルがあるかどうかが問題。妻も医者の場合は自分で生きていけるので、生命保険は上記の場合と同様で不要。

妻が特に就職に有利なスキルを持たない専業主婦の場合、先生が亡くなったら妻の生活は破綻する可能性があるので、生命保険に入った方がよいと思う。

ただし、妻が実家に戻って親の庇護の元で生活できるという場合には生命保険は少額でもよいかもしれない。

 

ライフステージによって必要な補償額はかわっていく

では、生命保険が一番必要な時期はいつか。

それは、子供が産まれたタイミングだろう。はっきり言って子供が社会的に自立するまでの教育費というのは馬鹿にならない。

よって、第1子が産まれたタイミングではある程度の額の生命保険をかけておく方が無難。

ただし、もし先生の親が開業医で大金持ちで、仮に先生が亡くなっても孫の面倒を責任持って見てくれる場合には不要になるので、結局は家族を含めたトータルの資産状況をみて必要性を判断する。

自分の場合は、親がそこまで面倒をみてくれるとは思えないし、そもそも期待していないので、生命保険には子供が産まれたタイミングで加入した。

妻が医者の場合は、本気で働けば教育費を稼ぐことも可能なので、生命保険の額は削ってもいいかもしれない。

 

子供が社会的に自立した後は、基本的には生命保険はいらなくなってくる。

このように、ライフステージによって必要な補償額というのはかわってくるので、掛け捨て型の定期保険に入るほうが無難だろう。

最も入ってはいけないのは貯蓄機能を備えた終身保険だと思う。終身保険では、上記のライフステージにあわせた補償額の変更がなかなかできない。

そして、保険で貯蓄をするというのは最も愚かな話で、たいして儲からない上に、流動性の低い資産を抱え込むことになる。

保険で貯蓄するくらいなら投資をした方がよほどいい。年とった時にインフレが進んで、円の価値が暴落していたらその貯蓄型保険にはなんの意味もないよ。

貯蓄型の終身保険ではインフレヘッジできないので、危険。

 

ファイナンシャルプランナーの肩書にだまされないように

最後に、保険会社のファイナンシャルプランナーは、自分たちが儲かるプランを提唱してくることが多いから気をつけよう。

保険のプロだと思って、彼らの言うことを全て鵜呑みにしないこと。

自分で考えることをやめたら人生終わり。