読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

神経内科医ちゅり男のブログ

「自分が病まない程度にほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

優秀な医者、そうでない医者

医者の世界

勤務医を前提として、優秀な医者とそうでない医者について考えてみる。

夜遅くまで病院に残って、俺はこんなに働いているから大変だ、と話している医者はたいてい能力が低い。

また、しょっちゅう入院患者の急変対応などに巻き込まれている医者も能力が低いと思う。

f:id:shinkei807:20170315232106j:plain

 優秀な医者はリスクマネジメントができる

優秀な医者ならば、患者さんが入院してきた段階で、今までの経験から入院後の経過と予後はだいたい予測できるはずだし、急変するとすればどのような急変が起こりうるかは想定できると思う。

あらかじめその可能性について家族と相談をして、急変が起きた場合にどのように対処するか決めておけばあたふたする可能性はかなり減らすことができる。

つまり、優秀な医者は急変が起こらないように打てる手をあらかじめ打っておくため、夜中に呼ばれることは少ないのが普通だ。

もちろん、医療の世界では本当に予期せぬことが起きることも稀にあるため、どんなに優秀な医者でも夜中まで働き詰めになることはありうるが、その確率の問題である。

 

ダメな医者=リスクマネジメントができない=病院にとっては給料泥棒

ダメな医者ほど、日中に集中して仕事をせず雑談などをして、夕方以降にまだ仕事が終わらないと言って残業をしている現実がある。

医者の場合、日勤帯以外の勤務には時間外手当をつけることができることが多く(上限はあるが)、そういった医者は時間外手当を結構もらっている。

医師不足の現在はいいかもしれないが、将来医師が充足してきた時に真っ先にくびを切られるのはそのような医者だろう。

病院長は経営者という立場なので、時間内に仕事をてきぱきと終わらせ、患者とトラブルを起こさないコミュニケーション力があり、定時に帰られるだけの患者マネジメント能力がある医者を欲するのは当然だ。

日中まともに働かず、夕方以降まで仕事を先延ばしにして時間外手当をもらって忙しい自慢をしている医者ほど経営者にとって足を引っ張る存在はない。

このことを意識していないといつか足元をすくわれる可能性が高い。

優秀な医者ほど自分の自由な時間、家族と過ごせる時間もとれるというわけ。

こういう医者を目指したいものだね。