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神経内科医ちゅり男のブログ

「自分が病まない程度にほどほどに」がモットーのゆるい神経内科医が日々の気づきを書いていきます。ただそれだけですが、よろしく。

家族と過ごす時間は自分にとって最優先事項の一つ

医者の世界

医者は勤務医も研究者も開業医も、どの働き方をとっても多忙なことが多い。

もちろん、お金に恵まれなくても好きな研究がやれていればOKという人は研究者として生きていくのが幸せだろうし、人それぞれ何を優先するかは違って当然かと思う。

私の場合は、仕事以外のプライベートの時間、特に家族と過ごす時間というのを非常に大事にしている。

まず、私は日曜日は家族サービスの日と決めているので、仕事を入れることがあっても2ヶ月に一回程度、どうしても外せない当直を入れるだけだ。

それ以外は一日中家族と一緒に過ごすと決めている。

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 自分なりの価値観を決めておくことが重要

そして、平日もできるだけ家族と一緒に晩御飯を食べることを目標としているため、できるだけ18時くらいまでには業務を終える必要がある。

これは自分にとって譲れない条件なので、必然的に研究者として生きていくのは難しくなる。研究でも臨床研究なら可能かもしれないが、基礎研究の世界でこの生活をしていては激しい競争を勝ち抜くことはできないだろう。

というわけで、私の場合は基礎研究で生きていくことは自分の価値観に反するためありえないことになる。

次に、開業医か勤務医かだが、収入の面を考えれば開業医だろうが、私は勤務医の方が自分の時間は確保しやすいと考えている。

特に、私は内科医としての外来や病棟業務をこなすスピードには自信があるため、以前働いていた多忙な三次救急医療施設でも、救急当番の担当日などを除けば大体一日2〜3時間は空いている時間ができていた。

このあたりは当人の能力によるので個人差も大きいだろう。

やはり、小〜中規模病院で、さほど救急医療が忙しくなく、地域の高齢者を対象に、神経内科医が不足している病院で働くのが、自分の時間の確保と金銭的待遇のバランスを考えるとベストだと思う。

 

自分の能力が必要とされている場に身を置く

特に、自分の能力が必要とされているところはないか?というのは常に考えておく必要がある。

我々神経内科医など、大学病院に残っていては数十名もいるため、大学病院で臨床をやっていても希少価値はないし、ありがたがられることもない。

大学病院に残って価値があるのは、アカデミアの世界でトップに立てる研究者、つまり教授を本気で目指しており、それに値する努力ができて才能と運にも恵まれる人だけだろう。

大学病院の下の方の先生ほど悲惨な待遇を受けている医者はいないと思っている。ほぼタダ働きに近いことが当たり前のように行われているからね。

でも、地方に目を向ければ、今はまだ神経内科医が不足していて一人でも来て欲しいという病院はいくらでもある。

そういう所を見つけて働くことが一番効率的に働けるコツ。

これはどの科の先生も一緒。自分の持っているスキル、才能が最も活かされる環境に身を置くことが大事。

将来、本気で教授を目指す研究者にもならないのに学位をとっても時間の無駄。

病院で働いていて学位が役に立つことなど一度もないわけだからね。

私はあくまで臨床医なので、単位時間あたりに、より多くの患者に満足してもらえる神経内科専門医としてのサービスを提供して、それに見合った対価がもらえればそれでOKと割り切っている。

まぁいろんな考え方があるから、人それぞれだけど。医者やってて貧乏というのもちょっとね。